ソーシャル時代に求められる”ファクトチェック”メディア

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Duke’s Reporters’ Labが、世界のファクトチェックメディアの数が増えていると伝えています。2014年5月に行った調査では、アクティブ* なファクトチェックメディアは59ありましたが、2015年に入り、その数は89に増えているそうです。すべてのファクトチェックメディアのリストは、Duke’s Reporters’ Labのページで見ることができます。

*過去2〜3年のうちでアクティブなメディアの数。その時点でアクティブだったものは、2014年5月で44、2015年の調査で64。

ファクトチェックメディアとは、その名の通り事実確認を行うメディアのこと。政治家の発言が正しいかどうかのチェックや、オバマ大統領の政策公約達成度を追跡する「オバメーター」を行う「PolitiFact」が有名です。PolitiFactは、2009年にはピューリッツァー賞を受賞しています。

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今回調査した89のファクトチェックメディアのうち、56のメディアは新聞やテレビが持つもの。残りの33は、ファクトチェックを専門に行っているとのこと。また約3分の1にあたる29のメディアは、オバメーターのように政治家の公約が守られているかを調べており、事実確認を行う対象としてはやはり政治が多いようです。

ソーシャルメディアやバイラルメディアによって誤った情報、あるいは間違いではないけれど”切り取られた事実”が広まりやすくなった――ファクトチェックメディアが増えた背景には、そのような現状があるのではないかと思いました。

ちなみに、調査によれば日本にはファクトチェックメディアはありません。日本の政治報道は政策よりも政局に寄りがちだと言われますが、ファクトチェックメディアの登場によって、報道の目をより政策に向けることができるのかもしれません。

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(via Duke’s Reporters’ Lab

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