広告ゼロ、課金型のインディペンデントジャーナリズムを目指す「Latterly」

latterly

広告ゼロ、読者からの購読料のみでの運営を目指すオンラインマガジン「Latterly」が、11月18日にローンチしました。タグラインは「Narrating the world.」。人々のストーリーを伝えるメディアです。

ファウンダーは、NYTやNewsweek、Boston Globeなどで活躍するフリージャーナリストのBen Wolford(ベン・ウォルフォード)さんと、人権法律家のChristina Asencio(クリスティーナ・アセンシオ)さん。2人はパートナーでもあります。

ben@BenWolford より

Latterlyが伝えるのは、”narrative journalism”と呼ばれる世界中の人々のストーリー。既存のメディアがウクライナやシリアで起こるビッグストーリーばかりを伝えるなか、人々のパーソナルなストーリーが忘れられているとベンさんは感じているとのこと。

更新は月に一度で、ひとつの号には4つのストーリーが含まれています。毎号1つは無料で読めますが、すべてのストーリーを読むには1ヶ月$3(約300円)、3ヶ月$8(約800円)の購読料が必要です。

最も重要なのは、私たちはどのくらい読まれたかを気にしないということです。広告に頼らないコミュニティ型の課金モデルをつくっているので、私たちが気にするのは2つだけ:ストーリーと、読者とジャーナリストのコミュニティです。(Latterly

Latterlyには購読者だけが利用できるコミュニティページもあり、そこで取材の裏側などを伝えていくとのこと。また同じく読者からの課金で成り立つオランダのオンラインメディア「De Correspondent」を引き合いに出し、読者のお金がどのように使われているかも報告していくとベンさんは言います。

De Correspondentは正念場を乗り越え2年目に突入――創業者が語るコミュニティメディアのレッスンとは

最初の3ヶ月の運営資金はクラウドファンディングで集め、すでに目標金額の$9,835を超えた、$11,000(約110万円)を獲得しています。

LatterlyはDe Correspondentよりも規模は小さいですが、目指しているのは同じ”コミュニティ型のメディア”だと言えるでしょう。広告に頼らず価値のあるストーリーを発信し、コミュニティを大事にすることで読者に支えられて成り立つ。こういうメディアが今後も増えてくるといいなと思っています。

(via Latterly, jouralism.co.uk

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