i100:コンテンツをウェブ向けにパッケージし直すThe Independentの取り組み

i100

イギリスの新聞 The Independentが、コンテンツをウェブ向けに再利用するサイト「i100」をローンチしました。The Independentとその姉妹サイトであるi Newspaperのコンテンツを、インタラクティブ、イメージ、マップ、リストといったウェブで親しみやすい形にパッケージし直して届けるサイトです。

サイトの左側には「The List」というカラムがあり、100個の記事が並んでいます。この並び順は人気によって変わり、読者が多く”UPVOTE”(投票)した記事が上に来るとのこと。サイトの右側には大きなイメージとともに記事が並んでおり、「PEOPLE」「SPORT」「TECH」といったカテゴリー別に記事を選ぶことができます。

i1002▲タイトルのすぐ下に”UPVOTE”ボタン。記事ページにはタイムライン型のデザインを取り入れています。

i100をつくった背景には、i Newspaperがウェブ上でなかなか存在感を発揮できていなかったことがあるそう。そこで新たなサイトをつくることになったそうですが、「他の新聞のサイトと似ているだけのものをつくりたくなかった」と、The Independentのデジタルエディター Christian Broughton(クリスチャン・ブロートン)さんは言います。

新たなサイトは、紙の新聞をただオンラインにしただけのものではいけなかったんです。

ウェブで親しみやすくシェアしやすい形にパッケージし直された情報や、UPVOTEというユーザーがサイトづくりに貢献できるしくみ、スマホで読みやすいタイムライン型のデザインなど、i100は「紙の新聞をオンラインにしただけのもの」でないことがわかります。The Independentという新聞が、わかりやすい、シェアしやすいといった、バイラルメディアのような特徴を持つサイトをつくったという点で、おもしろい取り組みだと思いました。

新聞の信頼性や組織力は今でも健在だと思いますし、ソーシャルメディアやまとめサイトのようなものが出てきたからこそ再評価されるべきだとも思います。ただ新聞の問題点は、若者にリーチできていないところ。i100ができた背景には、若者により親しんでもらいたいという目的もあるのではないかと思いました。

(via journalism.co.uk

Pocket

Post Navigation