NYTとWashington Post、新たなコメント欄の開発で協力

NYT WaPo

コメント欄は、かつてのように記事の終わりにおまけのように付いているものではありません。議論を活性化し、コミュニティをつくるものとして各メディアはコメント欄を進化させています。

モデレーション、ベリフィケーション、アノテーション:コメント欄の3種の取り組み

NYTとWashington Postが、ウェブデベロッパーのMozillaと共同で新たなコメント欄の開発に取り組むことがわかりました。

私たちは、読者のためのCMS=contributing management systemをつくりたいんです。(CMSとは通常はcontents management systemのこと)

と言うのは、Washington Postのデジタルニュースプロジェクトのディレクター Greg Barber(グレッグ・バーバー)さん。

それはただのコメント欄ではありません。読者が記事に対して反応するだけでなく、コメントによって新たな議論が生まれ、彼らが記者と共にアクションを起こせるようなシステムをつくりたいんです。

Mozillaでこのプロジェクトを率いるDan Sinker(ダン・シンカー)さんは、アウトプットのコンセプトを「コミュニティのまわりにつくられるブロック」だと言います。

読者とのインタラクティブなやりとりというのはすでに多くのメディアで増えていますが、現時点でニュースルームは、それぞれの読者をつなげることはできていないとのこと。そしてこのプロジェクトでやりたいことは、まさに読者同士をつなげることだといいます。ブロックというのは、つながることができることの例えでしょう。

 
ナイト財団から約390万ドル(約3億9千万円)を投資されているこのプロジェクトは、2年間の計画。最終的にはオープンソースのプラットフォームを開発し、すべてのメディアが使えるようにする予定だそうです。

どのようなアウトプットが出てくるかはまだわかりませんが、NYTとWashington Postという2大メディアによるコラボレーションはとても楽しみです。読者のエンゲージメントをより促すようなシステムが生まれることに期待したいと思います。

(via Gigaom, journlism.co.uk

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