ニュースをナビゲートするNYTの新メディア「The Upshot」がローンチ

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The Upshot:ニュースをナビゲートするNYTのベンチャーメディア

で以前紹介した、NYTの新しいメディア「The Upshot」がローンチしました。

プレスリリースによると、The Upshotの目的は「データ、グラフィック、テクノロジーを用いて読者にニュースのナビゲートをすること」。この新プロジェクトを率いるのは、ピューリッツァー賞の受賞経験もあるDavid Leonhardt(デイビッド・レオンハルト)さん。スタッフには優秀なグラフィックデザイナーもいるとのことです。

The Upshotがカバーする主な分野は政治、政策、経済の3つ。具体的には2014年の中間選挙、アメリカ経済、エコノミック・モビリティ、健康保険などを挙げています。しかしそれ以外にも、教育、交通、犯罪、ときにはスポーツやカルチャーまで扱うこともあるそう。ネイト・シルバーさんの「FiveThirtyEight」同様、データによって身の回りのニュースを解説するメディアであると言えます。

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レオンハルトさんは、最初のあいさつでThe Upshotを始めた理由は2つあると書いています。

1つの理由は、多くの人がニュースを理解したいとは思いつつ、きちんと理解できていないと思うからです。オバマケア、政治運動、株式市場といった複雑で大きな問題がなぜ、どのように起こっているのかということを理解して、友達や同僚に話したいとみんな思っているんです。

2つ目の理由は、インターネットとデジタルデータによって、ジャーナリズムに新たな可能性が生まれているからです。かつては数ヶ月かけて行っていたデータ分析などの作業を、今ではとても速く行えるようになりました。それによって、データジャーナリズムを日々のニュースに組み込むことができるのです。

 
the upshot4The American Middle Class Is No Longer the World’s Richestより。
紙の雑誌のように文字とグラフィックを組み合わせる見せ方もかっこいいです。

またレオンハルトさんは、「ジャーナリストと読者のコラボレーションもしていきたい」とも話しています。

私たちは報道の過程を公開していきます。もし私たちが気付かない視点があれば、ぜひみなさんに指摘してもらいたいと思います。またどのニュースが理解できていないのか、どんなデータに解説する価値があるのかといった、みなさんからの意見も待っています。

データジャーナリズムという意味でも、解説ジャーナリズムという意味でも、読者とのコミュニケーションという意味でも、これからの時代に求められるジャーナリズムを実践している「The Upshot」。今後の活躍が楽しみです。

The Upshot
facebook:https://www.facebook.com/upshot
twitter:https://twitter.com/UpshotNYT

(via NYT, Poynter.

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