The Marshall Project:NYTの元編集主幹が移籍するオンラインメディア

Bill-Keller

 
NYTの元編集主幹・Bill Kellerさんが、NYTを離れることを紙が伝えました。Kellerさんは、「The Marshall Project」という非営利のオンライン・ベンチャーメディアに移るとのこと。

これは今まで私が経験してこなかった、ゼロから何かをつくることができるチャンスだからです。

Kellerさんは、移籍の理由をそう話します。

the marrshal project

ファンドマネージャーでかつてウォール・ストリート・ジャーナルでレポーターを務めたこともある、Neil Barskyさんによって立ち上げられたThe Marshall Projectは、今年中にスタートする予定。非営利で独立したこのオンラインメディアは、アメリカの刑事司法制度に関する報道をしていきます。

サイトでは、The Marshall Projectが2つの考えによってつくられたと説明しています。ひとつは、司法制度を報道するジャーナリズムの必要性を感じたこと。そしてもうひとつは、今が国全体でこの問題について議論をするのにふさわしい時期だと思ったこと。世界のなかでも投獄率の高いアメリカでは、今、司法制度を変えていく必要性があると言われているんだそうです。

そのなかでThe Marshall Projectは、制度に関する情報を提供し、議論の場をつくる存在になっていくと言います。目標は2016年の大統領選までに、刑事司法制度の改正を国全体で話される論点のひとつにすること。

調査報道やオピニオンに加え、世界の司法制度に関するニュースのキュレーションも行っていくそう。ちなみに運営は、寄付によって成り立っているとのことです。

 
アメリカでは、最近紹介したThe Interceptのように、少数精鋭である特定のトピックについての報道をする”ニッチジャーナリズム”(と、いま僕が勝手に名付けました)を行うベンチャーメディアが増えているように思います。

トピックを狭く絞るからこそ深い報道ができ、コアな読者が集まる。今後も、このようなニッチジャーナリズムを行うメディアが出てきたら紹介していきたいと思います。

(via The Marshal Project, Poynter.

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