『i-D』がウェブサイトをリニューアル:デジタル時代のファッション誌のモデル

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1980年にTerry Jonesによって創刊された『i-D』。ファッション、アート、音楽…現代にいたるまで常にユースカルチャーを引っ張ってきた、世界で最も有名なファッション雑誌のひとつです。

その『i-D』が、ウェブサイトをリニューアルしました。現在”read”、”watch”、”look”の3つのカテゴリーがあり、今後”listen”と”discuss”も増える予定とのこと。『i-D』らしい洗練されたビジュアルはもちろん、デジタル時代のファッション誌のお手本となり得るような機能がつまったサイトとなっています。

 

ユーザー参加型

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“look”にある「24 hours in…」では、ユーザーがinstagramのハッシュタグを付けることでページ制作に参加することができます。

ファッションをグローバルコミュニティと捉え、世界中の人々に参加してもらおうと思っているんです。

と『i-D』のエディター・Holly Shackletonさん。読者がページ作りにコミットできることで、彼らのコミュニティ度も高まりそう。
 

ビデオ

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“watch”では動画を楽しむことができます。

ビデオにはまだまだ可能性があると思っています。ビデオはすべてのもの(ビジュアル、音楽、ナレーション)をひとつにすることができるからです。

ビデオというのは、紙では体験できないウェブならではのコンテンツ。『i-D』と並ぶ人気ファッション誌『Dazed』のウェブサイトでも多くのビデオコンテンツを載せています。ファッションに限ったことではありませんが、ビデオは今後ウェブメディアでさらに活用されていきそうです。

 

パーソナライゼーション

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個人アカウントは、年明けに公開予定。1人ひとりの興味に合わせて、記事をハイライトしてくれる機能がつくそうです。

 

編集×テクノロジー

今回のウェブサイトのリニューアルの背景には、昨年12月に『i-D』が世界30以上に支部を持つデジタルメディア『VICE』に買収されたことがあるそう。これを機に、それまで別々につくっていた紙とウェブの編集部を合体。さらに、もともとVICEの得意とするデジタル領域のノウハウも取り入れることができたとのこと。

この間読んだ『5年後、メデイアは稼げるか』でも、アメリカの老舗雑誌『the Atlantic』は紙とデジタル部門の垣根をなくしたことが功を奏したとありました。編集部とデジタル部門が協力してメデイアをつくっていくのは、これからの常識になるかもしれません。

 
最後に、今回のリニューアルを記念してつくられたビデオをご紹介。ミランダ・カー、カーラ、リック・オウエンス、J.W.アンダーソンなどの26人のモデルやデザイナーが集結した豪華なビデオです。もちろんみんな、お決まりのウインクのポーズで i-D

(via journalism.co.uk

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